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第54章 ゆうしゃ
第54章 ゆうしゃ 二人は、アネイル温泉町の階層まで戻った。 この辺りならば、装備が貧弱でもモンスターを倒せる。 トレジャーハントのイベントはこの階層にも反映されており、フィールドのあちこちや町の中に、時おり宝箱が落ちていた。《エルフの飲み薬》などのレアアイテムが獲得できる...
第61章 せかいじゅ
第61章 せかいじゅ 大樹のシルエットが近付いてきたその時、人が雪に埋もれているのを見つけた。 リ「遭難者だわ!」二人は駆け寄る。 なんと女性の戦士だった。精鋭団の一人であったと思われる。 女「私はもうだめだ。このまま尽き果てる。 そのまま進み、あいつを打ち倒してくれ!」...

第13章 こうもりおとこ
第13章 こうもりおとこ 買い物を終えると、武者震いを一つして、城の外へと歩き出した。他の冒険者とすれ違う。 「はっはは!さすが《はがねのつるぎ》は強いぜ!《アニマルゾンビ》も一撃だ!」 新大陸の敵が一撃で倒せるのか!やはりお金の使い方をミスったかな、とリオは少し不安になっ...

第34章 みずのはごろも
第34章 みずのはごろも 《水の羽衣》の完成を待ち始めてから8日後、ようやくドン・モハメからお呼びがかかった。二人はワクワクしながらドン・モハメの家へ向かう。 ド「げほげほ! ずいぶん待たせて悪かったが、どうじゃ! じゃーん!」...
第2章 しゅび力
第2章 しゅび力 城を出た二人は、アリアハンの城下町をキョロキョロと歩いた。 時々話しかけてみると、この町の人は誰もが親切で、にこやかな表情をしていた。冒険の初心者に役立ちそうな情報を教えてくれる。いや、当たり前すぎて役に立ちそうもないことまで誇らしげに話してくれる。...
第28章 ドワーフ・その2
第28章 ドワーフ・その2 二人はアネイル周辺のフィールドに戻ってみることにした。 《テベロ》にせよ《とさかへび》にせよ、《バギマ》1発では倒せたり倒せなかったり、というところであった。でもそこに《バギ》でも加えれば一掃できる。戦闘は各段に楽になった!...
第5章 クエスト
第5章 クエスト ある家の前に通りかかると、中から子供が激しく咳こむ音が聞こえてきた。 マナは足を止め、そして中を覗きこんだ。 母「あぁ、旅の人!どうかこの子のために薬草を分け与えてはいただけないでしょうか? 町はずれのハーブ園で摘むことが出来るはずです」...


ラノベ『僧侶だけで魔王を倒すには?』まえがき
ラノベ『僧侶だけで魔王を倒すには?』 まえがき 私が『痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。』というアニメを見ていたときに、私のガイド霊に、「このアニメのメイプルちゃんっぽい女の子を主人公に、ラノベを書いてほしい」と言われ、書いてみた作品です。...

第29章 にげる
第29章 にげる 洞穴を抜け引き返し、主道に戻った。こちらもしばらく歩くと、今度は大きな洞穴が口を開けていた。炭坑だ。 恐る恐る足を踏み入れると、中は予想外の世界が広がっていた!溶岩が噴き出し、足場も悪く、灼熱地獄になっているのである。灼熱の洞窟がどこまでも続いている。...

第55章 はぐれメタル
第55章 はぐれメタル イベントは完全に終わった。翌日再び王のもとへ訪れてみると、王の言動は変わっていた。 王「遥か北の地、険しき山のその先に、世界樹という大きな樹があるという。 その植物には絶大な治癒効果があるらしい。 編成された精鋭部隊はこの秘薬を求めて旅立った!...
第10章 たねときのみ
第10章 たねときのみ 週末が訪れた。 金曜日の夜20時になると、プレイヤーたちは一斉にアリアハン大陸に散らばっていった。 《女神の果実》はイベントモンスターである《トロピカルドラゴ》が稀にドロップするか、あちこちの宝箱やツボの中などに潜んでいる。ある者たちはとにかく《トロ...

第43章 カボチむら
第43章 カボチむら 《旅の扉》が二人をいざなったのは、枯れた土地にある、しかしのどかな村だった。 リ「5層のスタート地点は村か」 マ「いきなり敵がいたりしなくて良かった!鎧のおっさんもいないよ」 のどかな始まりで良かった、と言いたいようである。...
第32章 めいさんひん
第32章 めいさんひん コッコッコッコッコ! コッコッコッコッコ! 鶏たちの鳴き声で、二人は目を覚ました。 まだ早朝の4時だったが、二人はそれもわかっていなかった。 夜明けとともに妻は囲炉裏に火を入れ、そして温かい朝食を作ってくれた。それを食べながら、また4人で会話をする。...

第66章 やさしいひと
第66章 やさしいひと 二人が目を覚ましたとき、そこは水色の世界だった。 眼前にはあのシスターが微笑んでいる。 シ「目を覚ましてよかった。 ここは希望の祠。ロンダルキアの雪山にある祠よ。 もう大丈夫。追っ手はないわ。 吹雪ももう止んでいます」 マ・リ「シスター!」...
第39章 なかまをよんだ!
第39章 なかまをよんだ! 王の間から階段を降りると、番兵に話しかけられる。 兵「投票に参戦するか? それなら四方の遺跡を見てくるがよい」 リ「遺跡を?」 兵「この城の四方には、4つの遺跡があることをご存じか? それぞれが各古の英雄にゆかりのある城や神殿の跡だ。...

第59章 きぼうのほこら
第59章 きぼうのほこら ロンダルキアの洞窟を抜けると、そこは一面の吹雪だった! 雪山の上に出てきたようだった。立っているだけでHPを削られそうな、苛烈な土地だ。 そして向こうには、大きくそびえ立つ樹が、煙る吹雪の後ろにうっすらと見えていた。...
第11章 のんびり
第11章 のんびり 7日目、イベント終了の鐘を待たずして、二人は宿屋の酒場で収穫を愛で合っていた。 テーブルに種や木の実を並べて数えている。 リ「《ちからの種》が10個に、《すばやさの種》が14個に、《まもりの種》が7個、《いのちの木の実》が10個、そんで《ふしぎな木の実》...

第3章 スライム
第3章 スライム 最低限の旅の準備が整うと、二人は城壁の外に出た。 ひとたび町の外に出れば、モンスターが出現する危険なエリアとなる。まぁ始まりの町の近くは弱いモンスターばかりだが。 堀の吊り橋を渡りきると、待ち構えていたかのようにモンスターが現れた!2匹の《スライム》だ。...
第24章 アネイルおんせん
第24章 アネイルおんせん 宿1「さぁさぁ寄ってらっしゃい!アネイル最高の温泉宿とはウチのことだよ!豪華なお食事も付いちゃうんだから!」 《旅の扉》によるワープが済んだか済まないか、いきなり耳に飛び込んできたのは威勢の良い呼び込みだった。...

第4章 メラ
第4章 メラ 翌日は土曜日だ。二人は13時から一緒にプレイする約束をしていた。 マナはそわそわしながら昼食を摂り、13時の少し前にドラクエ55にログインした。 しかし、なぜか約束の時間が過ぎてもリオが現れない!リオは時間に遅れるタイプではなく、どちらかと言えばそれはマナのほ...
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