えぴそーど33
ミ「まだ巣も小さいから、巣ごと燃やしてしまいましょう」
カ「ヒナの《メラ》でも倒せそうよ?」カンナはヒナの脇をつっついた。
ヒ「えぇ!なんか怖いし虫さんかわいそう・・・」
カ「もう、しょうがないわねぇ」
ボン!カンナは《メラ》を唱えた!スズメバチの巣をやっつけた!
カ「まぁ私がやったほうが正解だわ。ヒナは宿ごと燃やすからね」
ヒ「む、虫さん殺していいの?」
カ「アンタ今まで散々、大がらすとかじんめんちょうとか倒してきたじゃないの!」
ヒ「それは魔物じゃぁーん?(;・∀・)」
カ「まぁ気持ちはわからないでもないけど・・・
結局、虫にせよ動物にせよ、魔物と大差ないのよ。
あなたや人間に危害を加えそうなら、殺すしかないわ。話し合いは通じないし、こっちが情けを示しても、容赦なく攻撃してくるからね」
ミ「住み分けが出来るかどうか、でしょうね。
たとえばクマが出て畑を荒らしても、その地域全体から住民が移動できるなら、クマを殺す必要もないわよね。
でもその地域から移動できないっていうなら、やっぱり駆逐するしか仕方ないわよね・・・」
カ「今この宿のスズメバチの巣を、放っておいたら・・・1か月後に他の力なき旅行者が刺されまくっちゃうわ。殺して防ぐしかないわよね」
ヒ「かわいそうじゃ・・・ない?」
カ「ケースバイケースってことよ。無用に虫や動物を殺すべきじゃないけど、害獣・害虫的なニュアンスがあるなら情を持ってる場合じゃないのよ」
ミ「スズメバチにかぎらず、ってことだからね?」
ヒ「う、うん。わかった(;・∀・)」
ミ「セナも、わかった?」
セ「わかった。魔王もがいじゅう」
ミ「そう。あの子も可愛いけど害獣だわ。
・・・そう!セナ意外と重要なこと言ったわ!
見た目が可愛くても、駆逐しなきゃならない生き物もたくさんいるのよ!」
カ「ヒナも可愛いけど害獣なんじゃないの?駆除せねば!!」
ヒ「いやぁ照れるなぁ(〃▽〃)」
カ「駆逐するって言ってんのよ!」