えぴそーど79 『魔王が女の子ってマジなの!?(仮) -もの言わぬ革命者-』
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- 2024年12月24日
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えぴそーど79
色々な国があるものだ。
ヒボンの場合、50年前に建てられた家はボロくて敬遠されるが、1000年前に建てられたものが風情よく愛され続ける国もある。それが町単位で残ることもある。
カラッポで毛穴の奥まで浄化した一行は、次にはコルトの国にやってきた。
大勢の人でにぎわう、明るい印象の国である。
すると、地元の男から声を掛けられた。
男「やぁ!オレはムハンマド!
昔の英雄の名前を授けられたんぜ?カッコいいだろ!」
ヒ「やぁ!オレは影山ヒナタ!
名付けの理由はまぁ察してくれってなモンだぜ(・∀・)」
男「君たちかわいいなぁ!」
ヒ「いえいえそんなことはありますぅ( ´∀`)b」
男「オレの親戚がすぐそこでじゅうたん屋やってるんだけど、見ていかないか?
ちょっと見るだけでいいんだよ!」
ヒ「え?じゅうたん??」
カ「土産物屋の勧誘よ。コロっと着いていかないでね」
ヒ「なんだぁ勧誘かぁ(*´Д`)
じゅうたんとか敷かないんだよ。すぐファンタこぼすからさぁ(´ー`)」
ミ「もっとテキトーにあしらっちゃえばいいのに(^▽^;)」
カ「ヒナにとっては遊びの一環なのよ」
ヒ「要らんよじゅうたんなんて!」
男「そうかぁ。それにしてもかわいいなぁ。
君たち、ヒボンの国の人なんじゃないか??」
ヒ「え?なんでわかんの??」
カ「いいのよ明かさなくて」
男「そうかぁ!
オレ、ヒボンの人が大好きなんだよ~!
昔コルトの国はさ、ヒボンに助けられたことがあってさぁ!
だからヒボンが大好きなんだよね~
ちょっとアップルチャイ飲みに行こうぜ♪
オレ、遠距離恋愛してるヒボンの彼女いるんだよ~」
ヒ「は?彼女いるのにナンパって意味わかんなくね?(・∀・)
キモいのでばいばい!」
一行は男から離れ去った。
ヒ「ふー、巻いたぜ!」
カ「でもちょっとイケメンだったわね」
ヒ「えーΣ(゚□゚︎`)カンナさんあぶないこと言ってらぁ!」
ミ「あぁ、コルトの男はナンパ気質だって聞いた覚えがあるわ!
こんなにあからさまだとは思いもよらなかったけど(^▽^;)」
まゆをひそめて歩いていると、また違う男に声をかけられる。
男「へいレディたち!コルトへようこそ♪
僕はマホメッド。昔の英雄の名前を授けられたんぜ♪」
ヒ「なんかさっきのと同じようなこと言ってない!?」
男「すぐそこに叔母が営んでいる土産物屋があるんだよ~」
ヒ「じゅうたん屋??」
男「おぉ、なんでわかるんだい?
テレパシーだね♪かわいい君と僕は運命だよ♡」
ヒ「展開が同じーーーΣ(゚□゚︎`)」
カ「そしてまたちょっとイケメンだわ」
男「コルト人はヨッパラとのハーフが多くてね、イケメンが多いのさ♪
僕に声を掛けてもらえて、君たちラッキーだぜレイディ♡」
ヒ「象につぶされるのと炎で焼かれるの、どっちがいい?(・∀・)」
男「おぉ、君に潰されたいぜぇ♪」
カ「キモいわ。行きましょう」
ヒ「みんな同じようなセリフ言ってるけど、義務教育で習うのかな(・∀・)」
カ「やっぱ恋愛の仕方なんて学校で教えないほうがいいんだわ」
ミ「学校で教わったわけじゃないと思うけど(^▽^;)」