秘話というほどの秘話もないんですけどね(≧∇≦)
ラノベ『世界樹』のキキちゃんやななちゃんたちが描き上がってきたときに、私がいかに感動したかを、お話したいと思います^^
ななちゃん
物語のヒロインですが、ぶっちゃけ、容姿的には強烈な個性を持った子の設定ではないんですよね。ある意味そういうキャラが一番難しいのだろうなとも思ったりします。
が、天(ソラ)さんは、非常に好感度の高い可愛い女の子を描いてくださいました(*'▽')
オーダーとしては、
イメージカラー:ピンク、グリーン
髪型:自然な茶髪のボブくらい
というくらいなものしかなかったのです。グリーンな子であることが特徴なのですが、グリーンを可愛く取り入れるのは難しいと思います。
私が思うに、天さんのセンスが光ったのは、スカートをホワイトにしたことです!それがななちゃんを、とても爽やかな雰囲気のキャラクターに仕立て上げたと感じています(*'▽')
オシャレの好きな声優志望の女の子、という感じも再現されていますね♪
非常にまっすぐ笑顔を描いてくださったことも気に入っています^^
ななちゃんは、多くの女の子たちが自分に重ねやすいキャラクターであることを重要視しています♪
キキちゃん
ヒロインを差し置いて、最もこの作品を象徴するキャラになるであろうと想定されたのが、キキちゃんです!
元々、「ミントグリーンとピンク、薄紫」というイメージカラーを提示していました。
しかし天さんは、ピンクに紫を合わせたカラバリも提示してくださいました(*'▽')
それがハマったのです!
おそらく・・・原作者が私である場合にかぎらず、キャラクターデザインというのは時に、クライアントの指示に反れたテイストを加味することは、正解なのです! クライアントに逆らうのではなく、絵師さんがその物語・キャラクターに入り込んでみたときに、「いや、こういう雰囲気のほうが合うよ!」と感じるものがあって、そう感じたなら提案してみることは重要なのです!!
するとクライアントが想定していたアイデアよりも良いものが出来上がることがあります!
お花の妖精さんらしく、花びらをモチーフにしたスカートがかわいらしいですね♪
なんでペロリンキャンディー持ってるの??それは読んでのお楽しみですね( *´艸`)
ゆなちゃん
ゆなちゃんは、「乃木坂46にいそうな黒髪ロングの女の子」というオーダーをしました。
「作品を読んでもユナの顔がイメージしづらい」と天さんはおっしゃっていたのですが、上がってきたイラストはまさしく乃木坂にいそうな薄紫のワンピースの女の子!!( *´艸`)
ゆなちゃんはこの作品において、パステルバイオレットのキャラとロイヤルブルー(蒼い、碧い)のキャラの雰囲気を掛け持つ設定で、それはなかなか再現が難しいのだろうなと思っていたのですが、お見事の一言です!!(*'▽')
たぶん、ですが、他の方に依頼すると、「ちょっと気の強い学級委員長」になってしまうんです。でもゆなちゃんはそれとはちょっと違うんですよね。気の強いところもあるんですが、気品や慈愛を持ち併せているのです♡
アミン
アミンは実は、私の頭の中ではもっとブサイクな男の子の設定でした(≧∇≦)
ファンタジーによく出てくる、ずんぐりむっくりなドワーフの男の子ですね。
しかしアミンもまた、天さんの頭の中では「いいや、美男子なほうがいい!」というイメージだったのだそうです!「ブサイクなオーダーのキャラをカッコよく描く」というのは相当勇気が要ると思います!!
しかし結果的にそれは、正解だったのですねー!!(*'▽')
芸術を創るというのは、時にこんなふうに、自分の設計図からはずれたものが飛び込んできて、それを頭ごなしに突っぱねるのではなく、「この人のアイデアのほうがステキかも?」と柔軟になることで、よりワクワクと面白くなると思います(∩´∀`)∩
それが「製造」と「創造」の違いですよね♪
ハヤト
ハヤトはもう、私の頭の中のイメージ通りでした( *´艸`)
小柄で筋肉がない、ゲーマー青年の雰囲気がよく出ています^^
世界の闇を滅する炎を手から出したそうにしている(けど出ない 笑)ポーズもイイですね(≧∇≦)
絵が上手いとはどういうことか?
「絵が上手い」って、どういうことを言うんでしょうか??
それは、デッサン力が高いかどうかだけの問題ではないと思うんです。「その作品やプロジェクトに入り込む同調意識」みたいなものが、すごく重要なのだと感じます!
感受性、というのでしょうかね。
「どうだ!私の絵上手いだろう!」と主張するのではなく、「作品の中に入っていく」という感覚です。ある意味で、音楽の合奏にも似ているのかな、と思いました^^
ラノベ最新作は12月公開予定!!
なお、私のラノベの次作は、今年の12月末に公開予定です(*'▽')
次もめちゃくちゃ面白いです( *´艸`) (我ながら 笑)
それまでに『世界樹』は読み終えておいてくださいね♪