えぴそーど13 『魔王が女の子ってマジなの!?(仮) -もの言わぬ革命者-』
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- 2024年12月23日
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えぴそーど13
ヒナタはアケバの道行く男性に声を掛けてみた。
ヒ「ねぇ、魔王ってどこに行ったら会えるの?」
男「うん?君も魔王のファンなのか?おぉ気が合うねぇ♪オレも実は魔王ちゃんが推しメンでさぁ~」
ヒ「いやファンとかじゃないから(;´Д`)キモいよ!
魔王たい・・・じゃなくて、魔王に悪いこと辞めさせたいんです」
男「ふうん。魔王はニュヨークだのマシントンだの攻撃してるから、つまりメアリー合衆国にいるんだろ」
ヒ「それドコにあるの?」
男「船に乗ってずーーーっと東のほうだよ」
ヒ「へぇ。船ってドコに行ったら乗れるの?」
男「この辺だと、ヨロハマ国の港が一番近いんじゃないか?」
ヒ「えぇ!ヨロハマってそんな近くなくない?」
男「まぁ散歩で行ける距離ではないよな。
焦らず行けよ♪
なんならオレが途中まで車出してやろうか?可愛いお姉ちゃん♡」
ヒ「結構ですぅー( ̄▽ ̄)」
男は去っていった。
カ「なによ。途中まで乗せてもらうってアイデアもあながち悪くなかったんじゃない?」
ヒ「だって口が臭そうなんだもん」
カ「え?」
ヒ「男って、仲良くする人は選びたいんだよね~
カンナだって気持ちわかるでしょ?」
カ「まぁわかるけど」
チカチカしたものが激しく飛び交うアケバの街だ。
ヒナタはキョロキョロしながら歩いた。
ヒ「お?ねぇ見て―!
『メイド喫茶風リフレ、お試し入店日給200ゴールド!(約2万円)』だってぇ♪
普通の喫茶店の2倍以上お給料貰えるよぉ!しかもメイドコス可愛い~♡」
カ「はぁ。コロッとだまされないでくれる(汗)
メイド喫茶『ふうリフレクソロジー』よ!フーゾクよそれ!」
ヒ「えぇ!フーゾク!?キモぉぉぉぉ(;゚;Д;゚;.:)」
男「ヘイ彼女ぉ~!俺っちカメラ小僧なんだけどさぁ、撮影モデルになってくんない?」
男「バンドのボーカルやらない?歌ヘタでも、このアニメコス着てくれればOKさ!」
男「水色の髪かわいいねぇ~ウチのメイドリフレで働かない?」
ヒ「触るな。《メラミ》!」ヒナタは氷のように冷たい表情で相手をにらんだ。
ババーン!
カ「だめぇー!(汗)人に撃ってはだめぇー!Σ( ̄□ ̄|||)」
ヒ「もぉ。なんでこんなに絡んでくるんだよぉ!」
ミ「ヒナが可愛いミニスカ姿だからよ。
男がうっとおしいようだけど、どうしてミニスカはいてるの?」
ヒ「え?かわいいじゃん♡
それにミニスカはいてると、人と敵対しにくいでしょ♪」
カ「人から優しくされやすい、ってのはあるけど、ナンパされやすくもなるわよ」
ヒ「そう。エロい視線に気づいたら蹴り飛ばすのだ(´_ゝ`)」
ミ「つ、綱渡りを歩くように生きてるのね(^▽^;)」
ヒ「男だけじゃなく、女の人も寄ってきやすい気がしてるよ(*'▽')」
カ「まぁ女性たちも、可愛い人がスキかもね」
ミ「でも気を付けて?危ない面も多いんだから」
ヒ「ひっひっひ!《メラミ》!」ババーン!
カ「だからそれはやりすぎなのよっ!!」
アケバの街は危険なのだ。いっかくうさぎのほうがマシかもしれない。
アケバの街には、ミニスカートを装備していかないほうがよい。コスプレも装備していかないほうがよい。
