えぴそーど38 『魔王が女の子ってマジなの!?(仮) -もの言わぬ革命者-』
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- 2024年12月23日
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えぴそーど38
2日目の夜、奇妙な事件が起きた!
宿の外から声が聞こえる!
男「うわー!流星が降ってくるー!!」
感動している声ではない!悲壮の叫びだ!
一行は何事かと外を見た!
すると本当に、流れ星のように無数の光が、昨日通り過ぎてきた中心街のあちこちに降り注いでいた・・・!!
あちこちで火の手が上がり、人々が奔走しているのがなんとなく見える。
この郊外に落ちた光もあり、火事になった建物もあるようだ。
幸い、ヒナタたちが泊まった宿の周囲は平和だった。
カ「なんだったの?隕石の衝突!?それとも攻撃なの!?」
朝起きてみると、煙の筋があちこちに立ち上っていた。
住民たちの噂話や見える眺めから、起きた出来事の様相も掴めてきた。
テレビのニュースは、それを要約して伝える。
テ「昨夜、プノペンの町にも魔王の襲撃がありました!
プノペンは全土が焼かれたわけではありません。
どうやら、中心街や高いビル、商業施設ばかりが攻撃された模様です!
郊外の民家や自然あふれる公園は、被害を受けていません。
魔王からの犯行声明が出ていますが、奴は一体何を考えているのでしょうか・・・。
大都市ばかりが狙われる昨今の魔王襲撃ですが、ここ数年で工業発展が著しいプノペンも、魔王は脅威に映ったのでしょうか。そうですね!我々の経済発展は著しいです!」
カ「なんか、魔王に襲撃されたことを誇らしげに語ってるけど・・・(汗)」
ミ「ビルは襲い、公園は襲わなった。
魔王は何を考えているのかしら?」
ヒ「でもアタシたちも郊外に抜けてきてて良かったぁ(゚Д゚;)」
戦うべき魔王はもうこの町にはいない。一行はさらに歩を進めることになった。
