えぴそーど6 『魔王が女の子ってマジなの!?(仮) -もの言わぬ革命者-』
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- 2024年12月23日
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えぴそーど6
魔法屋から外に出る。
ヒ「あ・・・!」ヒナタは何かを思い出した。
ヒ「ね、ねぇカンナ!ハイタッチしよう?」
カ「え?別にいいけど」
ヒ「ほい、うぇーい!」ヒナタは自ら号令をかけた。
カ「うえーい」カンナは気だるそうに手を差し出した。
すると!
ヒナタはその隙に、素早く何かの書類をカンナの指に押し付けた!
ヒ「とったぁー!誓約書とったぁー!!」
ヒナタは興奮しながら走り回っている!
カ「は?なに!?(汗)」
ヒ「誓約書!も、もうアタシの冒険に付き合ってもらうこと確定だかんね!(´_ゝ`)」
カ「えぇ、そんな変なことしなくてもわかってるわよ♪
言ったでしょ?私も暇してたから丁度よくって・・・」
ヒ「ホントにホントに確定だかんね!」
カ「ところで、あなたの冒険はどこに行くの?何か《薬草》でも採りに行くんでしょ?」
ヒ「ま、ま、ままま、ま、ま・・・」
カ「ままま???」
ヒ「ま、まま、まま、魔王を退治する旅です!!(*´з`)」
カ「はぁぁぁぁぁぁーーーーー!!??」
ヒ「まぢです♡(*´з`)」
カ「なに世界一可愛い顔で世界一えげつないこと言ってんのよ!!!Σ( ̄□ ̄|||)」
ヒ「アタシだってこうやってハメられたんだもぉーん;つД`)」
ヒナタは汚い手書きで「おてつだい誓約書」と書かれた紙をカンナに見せつけるように振り回した!
カ「そんな紙に何の効力があるっていうのよ(汗)
まぁいいわ別に。いきなり魔王と対決するってわけでもないでしょうし。
でもそんな大層な旅だったら、2人じゃ足りなくない?」
ヒ「でも他にイイ人いないってルミさん言ってたなぁ~。
カンナが強いから2人でも大丈夫じゃん?」
カ「大丈夫じゃないわよ!
それに、百歩譲ってあなたに勇者100人分の戦いの才能が眠ってたとしても、それでも2人じゃムリだと思うのよね。
国境を越えるときに、魔王退治のパーティーだったら4人組以上じゃないと通してくれないでしょ?」
ヒ「そうなの!?」
カ「そうよ。昔むかし、勇者様が4人組で魔王を倒して以来、パーティーは4人組って決まってんのよ。まぁ実際それがバランスいいしね」
ヒ「あと2人!?アタシに仲間になってくれる人探すの!?
それってムリじゃね!?
魔王を倒すよりも難易度高くね!?Σ(゚□゚︎`)」
カ「あんたどんだけ人望ないのよ(汗)」
ヒ「うぅーむ。夏休み前だからといってアタシの冒険に付き合ってくれるクラスメイトなんて1人も思い当たらないし・・・」
カ「とりあえず今すぐ出発できないなら、今日を過ごすことを考えなくちゃね。
食料買って、宿の確保よ。
そのついでに、あわよくば旅に出たがってる人を探しましょ」