エピソード17
えぇぇぇぇーーい!!
なんと、ななが木の上からきりかぶおばけに殴りかかった!!手には何か鉄が鈍く光っている!
グシャっ!!!
きりかぶおばけをやっつけた!!
な「うひゃぁー!」ななは自分が一番ビックリした!
ゆ「な、何が起きたの!?」
ア「なな、それはもしや・・・?」
アミンは、ななの腕で鈍く光る鉄の塊を指さした。
な「あはは。戦士さんのコテ、借りちゃったぁ(照)」
ア「借りちゃったって、コテだって結構重たいだろ?」
な「うん。重たいけど、3kgならなんとかなるかなって」
ゆ「3kgのコテ持って攻撃するって、結構スゴくない!?あなたそんな体力あったの??」
な「昔ちょっと柔道やってたからねぇ」
ゆ・ハ・ア「じゅうどう!?」
な「あれ?言わなかったっけ??」
ゆ「言ってないわよ!あなた格闘家だったの!?」
な「格闘家ってほどじゃないよぉ。
うちのパパ厳しい人だったから、『精神を鍛えなさい』って言って、わたしを柔道場に放り込んだの。つらいから、小学生でヤメちゃったよぉ(汗)試合なんかぜんぜん勝てなかったし・・・」
ゆ「・・・だったら逆に、なんでサルに襲われて動けなかったのよ?」
な「だってぇ怖いよぉ!」
ゆ「柔道の試合のほうが怖いんじゃないの!?」
な「知らない人とか、急に襲われたりとか、そんなの怖いよぉ!」
ア「つまり、場慣れすれば、結構つよい・・・?」
ゆ「防具のコテで攻撃するってのが、なならしいわね(笑)」
な「鉄の塊が上から落ちてきたら、それだけで痛いなって思ったの。
わたし、殴るチカラなんてナイからぁ」
ハ「それで木に登って飛び掛かったのか!」
な「あはは。これ、戦士さんに返してくるね」
しかしアミンはななを素早く制止した。
ア「いや、拝借していこう」
な「え??」
ア「武器にもなるし、防具にもなる。
ななの言うとおり、鉄は鉄であるだけで武器になる。
攻撃されたとき、そのコテで受け止めれば強力な防具にもなる。格闘技をやってたなら、攻撃されたときに腕で防ごうとする本能は働くだろう?それだけでも、丸裸よりはずいぶん強いと思うよ」
ハ「オレも何か貰ってくる!」
ハヤトは駆け足で英雄の鎧に向かった。
しかし・・・
ハ「お、おもい・・・(汗)」
ハヤトにはそうびできなかった!
ア「さぁ、気を取り直して帰ろう」
ハヤトがイバラをなぎ払い、一行は再び歩き始めた。
しかし・・・!
息つく間もなく、デスジャッカルがあらわれた!
ア「《メラ》!《メラ》!」
しかし何も起こらなかった!
ア「やっぱりもう魔力がない!」
ハ「コノヤロ!」ハヤトの攻撃!デスジャッカルは少しダメージを負った!
な「えぇーい!」ななは不格好に殴りかかった!
ミス!デスジャッカルはすばやく身をかわした!
ゆ「うぅ!」ゆなはまごまごしている!
ハ「アミン!どうにかしろ!アミ・・・あれ!?」
アミンの姿がない!
な・ゆ「アミン!?」
ハ「あいつ、どこ行きやがった!!」
ゆ「あ、危なぁい!」
デスジャッカルはななを噛みつこうと襲い掛かってきた!
ななはコテをかざして身を守った!
ギャイン!デスジャッカルは鋼鉄を噛んでしまい、自分がダメージを受けた!
な「やったぁ!!」
ゆ「やぁー!」ゆなはサバイバルナイフでデスジャッカルの懐まで襲い掛かった!
ミス!デスジャッカルはすばやく身をかわした!
ゆ「はぁ、はぁ、はぁ、
力も素早さも体力も、基礎的な戦闘力でコイツに負けてる・・・」
デスジャッカルの攻撃!ハヤトの喉元めがけて飛び掛かってきた!
ハ「やばい!」
な・ゆ「ハヤトっ!!」
ズシャー!!
錆びついた剣がデスジャッカルに襲い掛かった!
デスジャッカルをやっつけた!
ア「ドワーフは、文武両道なんだ♪」