翌日は、
再び自転車にまたがって、
川向こうにある郊外遺跡の数々を周った。
ガイドブックには、
「自転車でも回れないことはない」
とかって書いてあったんだけど、
ぜーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーったい、
自転車では回らないほうがイイ(笑)
トライアスロンの選手でもナイ限り、途中で死んじゃうよ(笑)
あと、もう一点、
くれぐれも、注意してもらいたいことがある!
「ハトシェプスト葬祭殿」という遺跡を巡って、帰ろうとすると、
山の上のほうに矢印が向いてて、
「王家の谷への近道」
みたいなことが、書かれてんのさ。
そのコトバを真に受けて、
山を登ろうモンなら、最後!!!
ホント、途中で死んじゃうかもしれないよ(笑)
「王家の谷」まで辿り着くことは、
まぁ、可能ではあるだろうさ。
けども、
自転車をハトシェプストに停めたまま、この山道を登っちゃったなら、
その自転車を取りに行くためには、
帰りもまた、この山道を通らなきゃならない…!!!
「王家の谷」は、
歴代の有名なファラオの墓が40個くらいも点在する、広大な墓地遺跡でさ。
この遺跡を観光するだけでも、かなり体力が要るさ。
それを、地獄の山越えを終えた直後にやって、
更にまた、地獄の山越えでハトシェプストに戻るとなると、
一体、何の拷問か!ってコトになっちゃう(笑)
この近辺には、他にも幾つか見所が残っているけど、
それらを巡ってる時間と体力は、もうナイだろうなぁ…。
僕は結局、
真っ暗で外灯もロクにナイ郊外の道を、
夜の8時頃まで掛けて、ヒーコラヒーコラ戻ってきたよ…
『導かれし者たち』