…話して聞かせたいタワゴトは、
それこそタフリール広場の車のようにたくさんあるのだけれど、
今回は日程が長いモンだから、割とサクサク進むよ?
…え?
「たかだか2週間程度じゃないか」って?
それがさぁ、
サポートセンターの最終日に、僕、
仕事を続行しないコトを、決めただろう?
だから僕は、
この旅程を、1ヶ月に伸ばすことにしたのさ♪
…知ってる?
航空券の中には、「オープン・チケット」ってのがあって、
決められた期間の範囲内であれば、
帰りの便の日取りを、変えることが出来ちゃうんだよ♪
…もちろん、
手数料が10,000円くらい掛かるし、
電話一本じゃ変更出来ず、オフィスに足を運ぶ必要があるから、
それなりにメンドクサイけどさ!
僕は、この朝、
8時頃には、目を覚ました。
…だいたい、放浪中は、
8時くらいには起きるなぁ。
特別な観光や移動がある場合には、もっと早いけどさ?
昨夜、眠りに就いたのは、4時前だよ。
そんで8時だから、4時間程度しか眠れてナイことに、なるなぁ。
基本的に僕は、
眠るのがスキな人間で、「一日8時間睡眠」を理想にしてんだ。
それより少ないと、チョっとブルーになっちゃう。
でもさぁ、
フシギなモンだけど、
海外放浪中は、6時間とか、4時間とか、
そんくらいの日々が続いても、ぜーんぜんへっちゃらなんだよ♪
山登りしたり、遺跡を歩き回ったり、してんのにさ?
加えて、
睡眠時間が短くても平気なだけじゃなくて、
朝早い時間に目覚めなくちゃいけない時に、
目覚ましなんかセットしなくても、モーニング・コールを頼まなくても、
目当ての時間に、フっと目覚めちゃったり、するんだよ(笑)
…ものスゴい大雑把に言っちゃうけど、
「フシギなチカラ」が、働くんだ。
バックパッカーたちは、たいてい、
こういう感覚を、知ってるハズだよ♪
だから、彼らは、
「世の中、リクツじゃねぇんだなぁ」
ってことを、体感的に良く知ってんだよ♪
ちなみに僕、
この「フシギ時計」に身を預けて、
2週間くらい、時計を持たずに放浪し続けたこと、あるよ(笑)
「前夜12時に寝たのに、翌朝は6時に起きねば!」
って日が3日も4日もあったのに、
なぜか、ぜーーんぶ、遅刻せずに済んでるんだ♪
…これくらいムチャなさすらい方が出来たら、
キミも、「超一流のバックパッカー」と言えるだろうなぁ♪
…あと、
ゲストハウスのスタッフに、モーニング・コールを頼んでも、
あんまりアテにならないから、気を付けたほうがイイよ(笑)
よっぽどマジメにやってる宿のマジメなスタッフじゃないと、
起こしてすら、くんないから…
…で、何だっけ?
最初の朝が、明けたんだったか!
僕は、近所のカフェにテキトーに入って、
テキトーに朝食を済ませた。
そんで、10時前くらいに宿を出て、近場の観光に赴くことにしたんだ。
タフリール広場は、
地上に11本もの道が走ってんのに、まだ飽き足らず、
地下にはメトロが走ってるんだよ!地下鉄のことさ♪
20円くらいで切符を買って、
ジモティの見よう見まねで、改札を抜けるんだ。
日本のよりはローテクだけど、
メトロの施設全般は、
地上の古ぼけた街並みとは対照的ってくらいに、洗練されているよ。
…かと言って、人々の精神性までもが洗練されたりするハズはなく、
電車がホームに入ってくると、
2列に並んだりもしない…降りる人を優先したりもしない…
「無法地帯」が、出来上がるんだよ(笑)
タフリール広場とオンナジさ(笑)
僕は、
20分ばかしも乗って、ある駅で下りた。
いつの間にか、メトロは「地下」鉄じゃなくなってて、地上を走っていたよ。
『導かれし者たち』